三清山国立公園
Mount Sanqingshan National Park

概要

三清山国立公園は、中国江西省上饒市にある山岳景観で、2008年に自然遺産として世界遺産に登録されました。登録基準は(vii)のみで、花崗岩からなる奇岩峰群と、雲霧に包まれる幻想的な景観の美しさがその核心的価値です。あわせて古くから道教の聖地としても知られ、山中には歴史ある道教寺院の遺構が点在しています。

基本情報
中国
2008年:新規登録
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: 中国
  • 登録状況: 2008年:新規登録
  • 区分: 自然遺産
  • 登録基準: (ⅶ)
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詳細情報
奇岩と松が織りなす道教の聖地として知られる山岳景観である。
花崗岩の柱状の岩峰が林立する独特の地形を持つ。
雲霧に覆われることが多く幻想的な景観を生み出す。
山中には古くからの道教寺院が点在する。

もっと詳しく

世界遺産の登録範囲は約2万2,950haとされ、花崗岩でできた48の峰と89の石柱状の地形が特徴とされています。長期にわたる風化・侵食作用によって形成されたこれらの奇岩群は、中国国内でも代表的な花崗岩地形の一つに数えられています。

「三清」という名称は、道教における最高神格「三清(元始天尊・霊宝天尊・道徳天尊)」に由来するとされ、山の中心的な3つの峰がこの三柱の神格になぞらえられてきたとされます。伝承によれば、東晋時代の学者・道士とされる葛洪(4世紀頃)がこの山で修行や薬の調合を行ったとされ、これが道教の聖地としての歴史の始まりの一つに数えられています。唐代以降、山中には道観(道教寺院)が建てられるようになり、現在もその遺構が点在していることが知られています。

世界遺産としての登録基準は自然遺産の基準(vii)のみであり、道教関連の史跡そのものは登録基準の直接の評価対象ではありません。しかし、山岳景観と信仰文化が長い年月にわたって密接に結びついてきた歴史的背景は、この地の価値を理解するうえで欠かせない要素とされています。

気象条件も三清山の景観を特徴づける要素です。山頂部は年間を通じて多くの日数が雲霧に覆われるとされ、この気象条件と奇岩群が組み合わさることで、しばしば「霧の中に浮かぶ島」のような幻想的な景観が生まれるとされています。

よくある質問

Q. 三清山はどこにあり、名前の由来は何ですか。
A. 中国江西省上饒市にあり、名称は道教の最高神格「三清」に、山の中心的な3峰をなぞらえたことに由来するとされます。

Q. なぜ道教の聖地とされているのですか。
A. 4世紀頃の道士とされる葛洪がこの山で修行したという伝承があり、唐代以降に道教寺院が建てられてきた歴史があるためです。

Q. なぜ登録基準(vii)だけで登録されているのですか。
A. 花崗岩の奇岩峰群と雲霧に包まれる景観の美しさという、自然美の価値が評価の中心となっているためです。

Q. どのように観光することができますか。
A. 東側の金沙ロープウェイや南側の外双渓ロープウェイを利用して、山頂付近の観光エリアにアクセスできるとされます。

旅行情報

三清山へは東側の「金沙索道(ロープウェイ)」と南側の「外双渓索道」の2つのロープウェイでアクセスできるとされます。金沙ロープウェイは上り約70元・下り約55元程度とされ、山頂付近の中核観光エリアまで約10分で結ぶとされています。上饒市からはバスで約1.5時間、または高速鉄道で近隣の玉山南駅まで移動する方法もあるとされます(料金・所要時間は変更される場合があるため事前確認が推奨されます)。
写真
三清山国立公園
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