渤海湾沿岸からゴビ砂漠まで全長約6000kmといわれる長大な防壁。
その起源は春秋時代(紀元前8世紀~同5世紀)にさかのぼり、紀元前3世紀に秦の始皇帝が北方民族(匈奴)の侵入に備えて建築された。
各時代の王は増築を繰り返したが、清代は北方民族の一派であるため、整備することがなく放置をした。
この防壁により他民族の侵入を防いだ一方で、壁を挟み文化交流や交易がおこなわれたことも記録されている。
世界遺産には以下の合計21.5㎢が登録されている
・ 八達嶺長城(はったつれい)エリア
・ 山海関(さんかいかん)エリア
・ 嘉峪関(かよくかん)エリア