コートジボワール北部の乾燥したサバンナ地帯には、泥(バンコ)を積み上げて造られた独特の姿をしたモスクが点在している。壁面から突き出す木材の梁や、先端をすぼめた塔状のミナレットが特徴的なこれらの建造物は、「スーダン様式」と呼ばれる西アフリカ独自の建築様式を伝える貴重な遺構であり、2021年に世界遺産として登録された。
Q. コートジボワール北部のスーダン様式モスク群とはどのような世界遺産ですか?
A. コートジボワール北部の複数の町に点在する、泥(バンコ)造りの伝統的なモスク群を指す世界遺産です。西アフリカ独自の『スーダン様式』と呼ばれる建築様式を伝える貴重な例として、2021年に文化遺産に登録されました。
Q. スーダン様式とはどのような建築様式ですか?
A. 泥を主な建材とし、壁面から木材の梁を突き出させた外観や、先端がすぼまる塔状のミナレットを特徴とする西アフリカ独自の建築様式です。現在のマリにあたる地域で発展し、サハラ交易を通じて周辺地域へ広まったと考えられています。
Q. なぜこのモスク群は世界遺産に登録されたのですか?
A. 登録基準(ii)(iv)に基づき、イスラム建築の様式と現地の建築伝統が融合した独自性、そしてトランス・サハラ交易を通じた文化交流の歴史的証拠としての価値が評価されました。
Q. 実際に現地を訪れることはできますか?
A. モスク群はコートジボワール北部の複数の町に分散しており、周辺は渡航に際して最新の安全情報の確認が強く推奨される地域を含みます。訪問を検討する場合は、事前に外務省等の渡航情報を必ず確認してください。