ニジェール北部の歴史地区。
都市は15～16世紀にアイル地方のスルタン制成立とともに発展し、トゥアレグ部族の定住を反映した街路パターンが形成された。
市街中心部は11の不規則な区画に分かれ、多数の泥レンガ建築と宗教・宮殿建築で構成される。
高さ27mのミナレットは日干しレンガ構造で世界最大のものとされる。
この地区は、サハラ交易の交差点としての文化交流と職人技術の継承が今も続いている。
登録基準は(ii)・(iii)であり、トゥアレグ文化と交易都市の象徴として評価されている。