カナディアン・ロッキー山脈自然公園群
Canadian Rocky Mountain Parks

基本情報
カナダ
1984年:新規登録,1990年:範囲拡大
詳細情報
北アメリカ大陸西部を南北に貫く総延長4,500kmのロッキー山脈のうち、カナダ側の2,200km占める山岳地帯。
ロッキー山脈は約6000万年前の造山活動で誕生し、その後の氷河期の氷河にて削られ峻険な山々となった。
資産内にはレッドリストに登録されている ハイイロオオカミ や雪氷の斜面や岩山の歩行を得意とするシロイワヤギをはじめとする多種多様な生物及び植物が生息する。
またチャールズ・ウォルコットによりバージェス頁岩と呼ばれる地層からはカンブリア紀の中期の化石が発見されている。
化石は基本骨や貝殻しか残らないが、ここでは周囲の環境により軟体性の生物の化石が残されている。
代表例としては海棲捕食動物の アノマロカリスや葉足動物のハルキゲニアなどの古代生物などがある。
中には従来の生物分類体系に属さない奇妙な化石もあり、カンブリア紀に起きた「カンブリア大爆発」など古代の生態系を紐解くうえで重要な資産である。
○構成資産
 ●国立公園
  ・ バンフ国立公園 ※カナダ発の国立公園
  ・ジャスパー国立公園
  ・ヨーホー国立公園
  ・クートネー国立公園
 ●州立公園
  ・アシニボイン州立公園
  ・ヨーホー州立公園
  ・ロブソン州立公園
写真
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