グアラニーのイエズス会伝道施設群は、17〜18世紀にイエズス会が南米の先住民グアラニ人と築いた「レドゥクシオン」と呼ばれる共同体集落の遺構で、アルゼンチンとブラジルの2か国にまたがる5つの遺跡から構成される世界遺産である。
Q. 世界遺産の構成資産はどの国にあるのか?
A. アルゼンチンに4か所(サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレト、サンタ・マリア・ラ・マヨール)、ブラジルに1か所(サン・ミゲル・ダス・ミソンイス)の計5遺構から構成される。
Q. 「レドゥクシオン」とは何か?
A. 先住民のキリスト教改宗を目的として、ラテンアメリカのスペイン・ポルトガル植民地に設けられた先住民の生活共同体のこと。イエズス会士が運営にあたった。
Q. イエズス会はなぜ南米の伝道所から撤退したのか?
A. 1767年にスペイン王室がイエズス会士を植民地から追放する勅令を出したことが直接の契機となり、各地のレドゥクシオンは運営者を失って廃墟化した。
Q. 見学できる遺構としてはどこがよく知られているか?
A. アルゼンチンのサン・イグナシオ・ミニは5遺構の中でも保存状態が良く、共通チケットで周辺のサンタ・アナなど他の遺構も回れる。ブラジルのサン・ミゲル・ダス・ミソンイスでは夜間の音と光のショーも催されている。