20世紀初頭に、当時世界最大の地下銅山であった エル・テニエンテ銅山で働く労働者の居住地として建設された アンデス山脈の山岳地帯の都市。
街の設計や、カラフルな外壁の木造建造物は、19世紀のアメリカの街をモデルとしており、最盛期には1万5000人の住民が暮らしたという。
しかし、銅山の国有化に伴い、住民たちがふもとに移動したため、1970年代には無人となった。
通年利用が可能な山岳地帯の鉱山住居としては20世紀唯一のもので、地域労働者と天然資源の両方を備えた企業街の顕著な例として、現在も保存されている。