古代エジプト新王国時代から古代エジプト末期のプトレマイオス朝に建てられた建造物群。
アブ・シンベル神殿は建設王と呼ばれる ラメセス2世が建造した。
平地の確保アブ・シンベル神殿が難しくナイル川にせり出している岩山を切削して造られた洞窟神殿。
神殿内部の壁には カデシュの戦いでのラメセス2世が描かれている。
1959年からのアスワン・ハイダム建設により、フィラエ島イシス神殿など、エジプト南部からスーダン北部にかけてのナイル川流域の地、ヌビア遺跡群が水没の危機にさらされた。
このため1960年ユネスコが国際協力を呼びかけ、その結果アブ・シンベル神殿とフィラエ島の遺跡など20件以上の移築工事が行われた。