ドイツ南西部、バーデン=ヴュルテンベルク州のシュヴァーベン・ジュラ地方には、アッハ渓谷とローネ渓谷に分かれて分布する6つの洞窟遺跡が残る。約4万3千年前から3万3千年前、現生人類が最初期にヨーロッパへ定住した際の生活の痕跡が確認されており、マンモス牙で作られた「ライオン人間」像や「ホーレフェルスのビーナス」、世界最古級とされる骨製の笛など、人類最古級の具象芸術・音楽の証拠が出土している。2017年、登録基準(iii)のもと世界遺産に登録された。
Q. シュヴァーベン・ジュラの洞窟群とはどのような遺跡ですか?
A. ドイツ南西部のアッハ渓谷とローネ渓谷に分布する6つの洞窟遺跡で、現生人類が約4万3千年前にヨーロッパへ最初に定住した際の生活の痕跡が残る。2017年に世界遺産に登録された。
Q. 「ライオン人間」とは何ですか?
A. ホーレンシュタイン=シュターデル洞窟で発見された、人間の体にライオンの頭を持つ約4万年前のマンモス牙製の彫像で、世界最古級の具象芸術のひとつとされる。
Q. 世界最古級の楽器とはどのようなものですか?
A. ガイセンクレステルレ洞窟から出土した骨製の笛で、約4万3千~3万9千年前のものとされ、現存する世界最古級の楽器のひとつに数えられている。
Q. 出土品はどこで見られますか?
A. 多くは近隣のブラウボイレン市にあるブラウボイレン先史博物館(URMU)に収蔵・展示されている。