ケニア西部、ビクトリア湖東岸に残る乾式石造の防御集落遺跡。
16世紀頃に築かれ、20世紀半ばまで
牧畜民の共同体が利用した、モルタルを用いない石積み技術による囲郭群である。
主要な4つの囲郭(オヒンガ)は石材を三層構造で
組み上げる独自の工法で築かれ、共同体・家畜の防御と、血縁に基づく社会単位の可視化を兼ねたとされる。
ビクトリア湖盆地における牧畜社会の
空間計画・集落形態を伝える貴重な事例と評価されている。
4つの囲郭のうち最大のものはコチェンと呼ばれ、他にカクク・コケッチ・コルオチの囲郭が付随する。
2018年、東アフリカの牧畜文化を伝える遺跡として
世界遺産に登録された。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)、v(伝統的集落・土地利用の顕著な例)。
【検定ここが出る】16世紀頃に築かれ20世紀半ばまで利用された乾式石造集落である点、モルタルを用いない三層構造の石積み技術で築かれている点が問われやすい。