レバノン東部のベッカー高原は、ウマイヤ朝が8世紀初頭に築いた都市遺跡が残されている。
計画的に設計された街区には宮殿、モスク、浴場などが配置され、イスラーム都市の典型を示している。
建築にはビザンティンやローマの要素が取り入れられ、文化的融合が表れている。
遺跡は短期間で放棄されたため、当時の都市構造が良好に保存されている点が特徴である。