ボリビア高地、標高3500mの銀山によって富を得たアンデス山中の都市。
1545年に銀鉱が発見された後、スペイン人の町ができた。
1569年には総督フランシスコ・デ・トレドが都市整備を着手し、銀山「セロ・リコ(富の山)」を運営した。
アマルガム法によって最盛期の100年間で世界の銀産出量の半分(1万5000t)が産出された。
18世紀前半頃まで銀山の富によって多くの建築が行われてきた。
その多くはメスティソ様式の特徴を強く示し、サン・ロレッソ教会などの多くの聖堂、市長の家、オタビ侯爵邸(現国立銀行)、エレーラ邸(現大学)など多数が現存している。
世界遺産には72あった銀の精錬所などの産業遺産も残されている。
2014年には鉱山管理が不十分として危機遺産リスト入りした。