聖ヒラリオン修道院/テル・ウンム・アメルは、パレスチナのガザ地区に位置する古代修道院の遺跡です。4世紀に活動した初期キリスト教の隠修士・聖ヒラリオンに由来するとされ、地中海地域でも有数の規模を持つ修道院遺構として知られています。2024年、ユネスコ世界遺産委員会は緊急的な審査手続きを用いてこの遺跡を世界遺産一覧表と危機にさらされている世界遺産一覧表の双方に同時登録しました。
Q. 聖ヒラリオン修道院はどこにありますか?
A. パレスチナのガザ地区、ガザ市から南へ約10kmのアン・ヌサイラート近郊に位置しています。
Q. 聖ヒラリオンとはどのような人物ですか?
A. 4世紀に活動したとされる初期キリスト教の隠修士で、この地に形成された修道共同体は『聖地』における最初期の修道院共同体の一つとされています。
Q. なぜ2024年に緊急的に登録されたのですか?
A. ユネスコ世界遺産委員会は、ガザ地区における武力紛争の影響下で遺跡が被害を受けるリスクを踏まえ、世界遺産条約が定める緊急的登録手続きを適用して審査したと公式に説明しています。この結果、通常は2年以上かかる審査が大幅に短縮されました。
Q. 世界遺産一覧表と危機遺産一覧表の両方に載っているのはなぜですか?
A. 2024年7月26日、ユネスコ世界遺産委員会が同じ日に、世界遺産一覧表への記載と、保全上の脅威がある遺産を対象とする危機にさらされている世界遺産一覧表への記載の両方を同時に決定したためです。