ルーマニア南西部の都市トゥルグジウには、彫刻家コンスタンティン・ブランクーシが手がけた野外彫刻群があります。第一次世界大戦でこの地を守り命を落とした人々を悼むために1937〜1938年に制作されたもので、抽象化された造形による近代彫刻の傑作として、2024年に世界遺産に登録されました。
Q. トゥルグジウのブランクーシ彫刻群にはどんな作品が含まれますか?
A. 『沈黙のテーブル』『接吻の門』『無限柱』の3つを中心とする野外彫刻群で、東西に約1.3キロメートル延びる軸線に沿って配置されている。
Q. なぜこの彫刻群は作られたのですか?
A. 1916年、第一次世界大戦で中央同盟国軍からトゥルグジウを守って戦った兵士や市民を追悼するため、地元の女性団体の依頼を受けてブランクーシが1937〜1938年に制作したとされる。
Q. 無限柱(Endless Column)とはどんな作品ですか?
A. 菱形のモジュールを積み重ねた鋳鉄製の彫刻で、天に向かって伸びるような垂直性を強調した造形が特徴とされる。ブランクーシの抽象彫刻を代表する作品の一つとされる。
Q. 見学は可能ですか?
A. 彫刻群は市内の公共の公園・通り沿いに設置されており、入場料なしで自由に見学できる。『沈黙のテーブル』から『無限柱』までは徒歩で見学する場合、2〜3時間程度を見込むとよいとされる。