チェコ東部の古都オロモウツの中央広場にそびえる聖三位一体柱は、1716年から1754年にかけて建設された、中欧を代表するバロック様式の宗教記念碑である。高さ約35メートルの柱を中心に多数の彫像群が配され、ペストの終息を祈念する記念碑として、また職人の技術が結晶した傑作として高く評価されている。
Q. 聖三位一体柱はなぜ建てられたのですか?
A. 17世紀末から18世紀にかけて中欧で流行したペスト(黒死病)の終息を記念し、感謝を捧げるために建てられた記念柱の伝統に連なるものとされる。
Q. 建設にはどのくらいの期間がかかりましたか?
A. 1716年に着工し、設計者ヴァーツラフ・レンダーの死後は建築家ロキツキーが構造を引き継いで完成させ、彫刻装飾は職人たちが進めて1754年に完成した。約38年の歳月を要した。
Q. オロモウツはどのような都市ですか?
A. 1063年に司教座が置かれたモラヴィア地方の古都で、チェコ国内ではプラハに次いで歴史的建造物が多く残る都市とされる。
Q. 柱にはどのような彫刻がありますか?
A. 聖書の登場人物や聖人を表す彫像群が柱の周囲に配され、頂部には三位一体を表す彫刻が据えられている。柱の基部には小さな礼拝堂も設けられている。