ガムジグラード-ロムリアーナ、ガレリウス宮殿
Gamzigrad-Romuliana, Palace of Galerius

概要

ガムジグラード-ロムリアーナは、セルビア東部に残るローマ帝国後期の宮殿遺跡です。3世紀末から4世紀初め、ローマ皇帝ガレリウスが自らの生誕地に築かせた記念的な宮殿・霊廟複合施設で、フェリックス・ロムリアーナの名でも呼ばれ、2007年に世界遺産として登録されました。

基本情報
セルビア
2007年:新規登録
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: セルビア
  • 登録状況: 2007年:新規登録
  • 区分: 文化遺産
  • 登録基準: (ⅲ)、(ⅳ)
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詳細情報
ローマ皇帝ガレリウスの宮殿遺跡
壮麗なモザイクや大理石装飾にローマ美術が見られる。
軍事拠点と権力の象徴である後期ローマ建築の典型。

もっと詳しく

ガレリウス帝は、298年頃からこの地に宮殿の建設を開始させたとされ、母ロムラの名にちなんで「フェリックス・ロムリアーナ」と名付けたと伝えられています。宮殿は二重の城壁で守られており、3世紀末に築かれた比較的簡素な16の塔を持つ外壁と、4世紀初頭に増築されたとされるより壮麗な20の多角形の塔を持つ内壁とで構成され、時代の異なる二段階の建設が確認できる点が特徴です。

宮殿内部からは、精緻なモザイク床や大理石装飾を用いた浴場、バシリカ、神殿などの遺構が発見されており、テトラルキア(四帝統治)期のローマ帝国における帝室建築の様式を伝える貴重な資料とされています。また、宮殿から約1km離れたマグラ丘には、ガレリウス帝と母ロムラのものとされる2基の霊廟と、記念塚(コンセクラティオ・マウンド)が確認されており、宮殿と一体的な記念複合施設を形成していたと考えられています。

この遺跡は、軍事的な要塞としての性格と、皇帝権力を誇示する記念建築としての性格をあわせ持つ後期ローマ建築の典型例として評価され、世界遺産の登録基準(iii)(iv)に基づき登録されています。

よくある質問

Q. ガムジグラード-ロムリアーナとは何ですか?
A. ローマ皇帝ガレリウスが3世紀末から4世紀初めにかけて自らの生誕地に築かせた宮殿・霊廟複合遺跡で、フェリックス・ロムリアーナとも呼ばれます。

Q. 名前の由来は何ですか?
A. 「ロムリアーナ」は、ガレリウス帝の母ロムラの名にちなんで名付けられたと伝えられています。

Q. どのような遺構が残っていますか?
A. 二重の城壁、精緻なモザイクが残る宮殿跡、浴場や神殿の遺構、さらに近くの丘にはガレリウス帝と母のものとされる霊廟が確認されています。

Q. 世界遺産にはいつ、なぜ登録されましたか?
A. 2007年に、後期ローマ建築を代表する軍事的・記念碑的建築の典型例として、登録基準(iii)(iv)に基づき登録されました。

旅行情報

現地の観光情報によると、遺跡はセルビア東部の町ザイェチャルから約4km、首都ベオグラードからは車で3時間半程度とされる場所に位置します。見学は季節によって開場時間が異なり、4月~10月は午前8時~午後8時頃、11月~3月は午前8時~午後4時頃とされ、有料の入場チケットが必要で、ガイド付きツアーのほか、個人での見学やオーディオガイドの利用も可能とされます。公共交通の場合はベオグラードやニシュからザイェチャルまでバスや鉄道で移動し、そこからタクシーや路線バスを利用するのが一般的とされています。
写真
ガムジグラード-ロムリアーナ、ガレリウス宮殿
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