メキシコ・グアダラハラに残る、19世紀初頭に建設された
孤児院・救貧院の複合施設。アメリカ大陸でも最大級・最古級の社会福祉施設の一つとされる。
1937年から1939年にかけて、メキシコの壁画運動を代表する画家
ホセ・クレメンテ・オロスコが57点に及ぶフレスコ壁画を制作した。
中央礼拝堂のドーム天井を飾る「
炎の人間(エル・オンブレ・デ・フエゴ)」は、機械文明に翻弄される人間を寓意的に描いた代表作とされる。
壁画群はメキシコの歴史や先住民文化、スペイン文化との融合を主題とし、社会批評的なメッセージを含む。
1980年に社会福祉施設としての役割を終え、1983年から美術館として公開されている。
1997年に
世界遺産登録。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、ii(文化交流の証拠)、iii(文明・伝統の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】壁画運動を代表する画家による57点の壁画群、慈善施設から美術館への転用という経緯が問われやすい。