グリーンランド南部、クヤレック自治体に広がるクヤダー(クヤータ)は、10~15世紀に定住したノース人(ヴァイキング系)と、18世紀末以降に農業を営んできたイヌイットという、時代の異なる2つの民族がそれぞれ築いた農業・牧畜の生活景観を伝える世界遺産である。ブラッタリードやガーザルなど5つの構成資産からなり、北極圏における農業伝播の痕跡として2017年に登録基準(v)で登録された。
Q. クヤダーとはどのような場所ですか?
A. グリーンランド南部クヤレック自治体に位置し、10~15世紀のノース人と18世紀末以降のイヌイットという異なる時代の2つの民族が築いた農業・牧畜の文化的景観で、2017年に世界遺産に登録された。
Q. ノース人とは誰のことですか?
A. 10世紀にアイスランド方面からグリーンランドへ移住した北欧起源の入植者(ヴァイキング系)を指し、13世紀には200~300の農場と司教座を擁するまでに発展した。
Q. フヴァルセイ教会にはどのような記録が残っていますか?
A. グリーンランドで最も保存状態の良いノース人の遺構とされ、1408年に行われた婚礼が、ノース人とヨーロッパ側との接触について現存する最後の記録として知られている。
Q. 現在もこの地で農業は続いていますか?
A. はい。18世紀末にイヌイットの女性とノルウェー人の夫がイガリクで農場を開いて以来、農業・牧羊は現在まで途切れることなく続けられている。