パナマ南西部、太平洋のチリキ湾に浮かぶコイバ島と周囲38の小島、およびその海域からなる
自然遺産。
1919年から2004年まで、コイバ島には政治犯を含む重罪犯を収容する刑務所(通称「パナマのアルカトラズ」)が置かれていた。
この隔絶した歴史ゆえに開発の手が入らず、
絶滅危惧種のカンムリクマタカをはじめとする固有性の高い動植物相が手つかずのまま残された。
太平洋東部熱帯域を回遊する海洋生物にとって、重要な生態的回廊としての役割も果たしている。
刑務所は2004年に閉鎖され、跡地は
国立公園として保全されることとなった。
2005年、隔離された歴史が守った生物多様性の価値が評価されて
世界遺産に登録された。
登録基準はix(生態系・生物群集の進行中の過程を示す顕著な例)とx(生物多様性の保全にとって最も重要な自然生息地)。
【検定ここが出る】1919〜2004年に刑務所が置かれ「パナマのアルカトラズ」と呼ばれた歴史があり、その隔離が生態系保全に寄与した点が問われやすい。