モンテネグロ南西部、アドリア海に深く入り組んだコトル湾最奥部に広がる自然・文化地域。
ヴェネツィア共和国の統治下で強化された全長約4.5キロメートルに及ぶ城壁が、山腹から旧市街を取り囲む。
城壁は聖ヨハネの丘の頂へと続き、
ヴェネツィアの防衛建築を代表する例として評価されている。
石造建築と
フレスコ画・イコンの伝統を伝える中世の教会群も旧市街に残り、独自の美術学校が栄えた歴史を持つ。
切り立った山々とフィヨルド状の湾が織りなす自然景観と、人が築いた要塞都市とが一体となった稀有な
文化的景観である。
1979年、自然と歴史的建造物が一体となった地域として
世界遺産に登録された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、ii(文化交流の証拠)、iii(文明・伝統の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】全長約4.5キロメートルの城壁がヴェネツィアの防衛建築を代表する点、山と湾に囲まれた自然景観と要塞都市が一体をなす点が問われやすい。