イタリア北西部の港湾都市ジェノヴァ、旧市街に残る貴族の邸宅群。
1576年、共和国元老院が制定した「ロッリ制度」により、来訪する国賓を貴族の邸宅が持ち回りで迎える公的な接客の仕組みが敷かれた。
中心となる「ストラーダ・ヌオーヴェ」(現ヴィア・ガリバルディ)は
1558〜1583年に建設され、公権力による都市開発計画としてヨーロッパでも早い時期の例とされる。
現存する100棟以上の邸宅のうち
42棟が世界遺産の構成資産となっている。
ルネサンスからバロックにかけての宮殿建築が連なり、海洋都市国家として繁栄したジェノヴァ共和国の威信を伝える。
2006年、公的な接客制度と結びついた稀有な都市開発として
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】1576年制定の「ロッリ制度」が貴族邸宅を国賓接待に用いる仕組みである点、現存100棟以上のうち42棟が構成資産となっている点が問われやすい。