イギリス・イングランド北西部、電波干渉の少ない田園地帯に立地する電波天文台。
1945年、
宇宙線をレーダーエコーで観測する研究拠点として始まり、1940年代から60年代にかけて光学天文学から電波天文学へと移行する過程を体現する施設として発展した。
中心となる直径
76メートルのラヴェル望遠鏡は1957年の完成当時、世界最大の可動式パラボラアンテナであった。
望遠鏡の名は、初代所長で設計にも関わった
天文学者バーナード・ラヴェルにちなみ、1987年に命名された。
クエーサーの発見や月・流星の観測、宇宙探査機の追跡など、20世紀の電波天文学の発展に大きく貢献した。
2019年、光学天文学から電波天文学への転換を象徴する施設として
世界遺産に登録された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、ii(文化交流の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)、vi(出来事・生きた伝統・思想・信仰との関連)。
【検定ここが出る】直径76mのラヴェル望遠鏡が1957年完成当時世界最大の可動式望遠鏡であった点、光学天文学から電波天文学への転換を象徴する施設である点が問われやすい。