東南アジアの都市国家シンガポールに広がる、1859年開設の熱帯植物園。
園長ヘンリー・リドリーが
1877年に植えたパラゴムノキの苗木からゴム栽培・採取技術を確立し、「マッド・リドリー」の異名で呼ばれた。
彼が広めた樹液採取法は、
20世紀初頭にマラヤ半島(現マレーシア)を中心とする東南アジアのゴム産業を世界的な規模に押し上げた。
現在はラン科植物の一大コレクションを誇る
国立ラン園を併設し、植物研究と保全の拠点となっている。
世界遺産に登録された植物園としては、熱帯に位置する数少ない例の一つとされる。
2015年、植物学の研究と経済作物の普及に貢献した近代植物園として
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】園長ヘンリー・リドリーがゴム栽培技術を確立し「マッド・リドリー」と呼ばれた点、その技術が東南アジアのゴム産業発展に貢献した点が問われやすい。