チュニジア東部の港町スースに残る、地中海沿岸防衛システムの一角をなすイスラム都市。
アグラブ朝時代(800〜909年)の重要な商業・軍事拠点として発展し、821年建造の「リバト」(
要塞と宗教施設を兼ねた建物)は旧市街最古の建造物とされる。
リバトは方形の城壁で囲まれ、内部には2層構造の中庭を囲んで35の小部屋が並び、上階にはモスクも設けられている。
851年建立の
大モスクや、11世紀に城壁の最高所に築かれたカスバ(城塞)も旧市街の象徴的建造物である。
総延長約2.2キロメートル、高さ約8メートルに及ぶ城壁と
塔群(859年建造のハーレフの塔を含む)が旧市街全体を取り囲む。
1988年に
世界遺産登録され、2010年に緩衝地帯の範囲が見直された。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)、v(伝統的集落・土地利用の顕著な例)。
【検定ここが出る】821年建造の「リバト」が旧市街最古の建造物である点、城壁が総延長約2.2キロメートルに及ぶ点が問われやすい。