イタリア北部、南チロル地方に連なる石灰岩の山岳地帯。
標高3000メートルを超える峰が18座を数え、
総面積14万1903ヘクタールが、互いに離れた9つの山塊(システム)として5つの県・3つの州にまたがって登録されている。
中生代の炭酸塩プラットフォーム(かつての浅い熱帯の海)が「化石化した環礁」として
世界屈指の保存状態で残る点が地質学上高く評価されている。
ペルム紀・三畳紀境界(約2億5000万年前)の大量絶滅後、造礁生物がどのように進化・回復したかを示す記録としても重要視される。
鋭く切り立った岩峰と深い谷が織りなす
景観美も評価の柱の一つで、氷河や水・風による浸食が独特の地形を生み出した。
2009年、地質学的価値と美しい景観を兼ね備えた山岳地形として
世界遺産に登録された。
登録基準はvii(最上級の自然美・美的重要性)とviii(地球の歴史の主要な段階を示す顕著な例)。
【検定ここが出る】互いに離れた9つの山塊(システム)から構成される点、中生代の炭酸塩プラットフォームが「化石化した環礁」として保存されている点が問われやすい。