ハンガリー南部の都市ペーチ(古代名ソピアネ)に残る、古代ローマ属州都市の墓地遺跡。
4世紀に築かれた地下埋葬室と、その真上に建てられた記念礼拝堂からなる二層構造の
墓所群が特徴で、キリスト教主題を描いた壁画で豪華に装飾されている。
登録対象となる
16棟の建造物を中心に、周囲には500基を超えるより簡素な墓が広がる大規模な墓域を形成する。
イタリア国外に残るキリスト教墓所建造物群としては
最大規模とされる。
4世紀のローマ帝国衰退期から8世紀のフランク王国による征服期に至るまでの歴史的連続性を伝える点でも評価されている。
2000年、初期キリスト教美術と建築の発展を伝える遺跡として
世界遺産に登録された。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)とiv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】地下埋葬室と地上の記念礼拝堂からなる二層構造である点、イタリア国外最大級のキリスト教墓所建造物群とされる点が問われやすい。