ギリシャ中部テッサリア地方に林立する奇岩群の上に築かれた、正教修道院群。
11世紀頃から隠修士が岩山に住み着き始め、14世紀のテッサリア地方の政情不安を背景に、
断崖絶壁の頂に次々と修道院が築かれた。最盛期には24の修道院が存在したとされる。
中でも最大かつ最古とされる
グレート・メテオロン修道院は、14世紀半ばに聖アタナシオス・メテオリテスが創建したと伝えられる。
1527年に描かれた画僧
テオファネス(テオファニス)の手によるフレスコ画は、その後のポスト・ビザンティン絵画様式の基準となった。
現在も6つの修道院が活動を続けており、断崖上の信仰生活は今日まで受け継がれている。
1988年、自然の奇観と一体化した修道院建築として
世界遺産に登録された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、ii(文化交流の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)、v(伝統的集落・土地利用の顕著な例)、vii(最上級の自然美・美的重要性)。
【検定ここが出る】14世紀の政情不安を背景に断崖上に修道院が築かれた点、グレート・メテオロン修道院を聖アタナシオス・メテオリテスが創建した点が問われやすい。