ノルウェー南部、テレマルク地方の山岳地帯に残る産業遺産群。
化学会社
ノルスク・ハイドロ社により、大気中の窒素からカルシウム硝酸塩肥料を合成する
「ビルケラン=エイデ法」を用いた化学工業の一大拠点として、1905年から1915年にかけて建設された。
豊富な水力を電力に変え、リューカン・ノトデンの両工業都市に工場・発電所・鉄道・フェリー港を一体的に整備した。
労働者向けの
住宅・学校・病院を備えた計画都市としても発展し、20世紀初頭の産業革命後期を象徴する。
西洋世界における農業生産の需要拡大に応え、化学肥料の工業生産という新しい産業モデルを確立した点が評価されている。
2015年、水力発電を活用した化学工業遺産として
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)とiv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】特定の化学会社が独自の合成法により大気中窒素から肥料を製造した点、1905〜1915年に水力発電と一体の工業都市が建設された点が問われやすい。