中央スリナム自然保護区
Central Suriname Nature Reserve

概要

南米スリナム中央部に広がる中央スリナム自然保護区は、アマゾン地域に残る手つかずの熱帯雨林としては最大級の一角とされる保護区です。総面積は約159万ヘクタールにおよび、ジャガーをはじめとする多様な野生生物と、5,000種を超えるとされる維管束植物が確認されており、人間活動の影響をほとんど受けていない生態系が評価され、2000年に世界遺産に登録されました。

基本情報
スリナム
2000年:新規登録
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: スリナム
  • 登録状況: 2000年:新規登録
  • 区分: 自然遺産
  • 登録基準: (ⅸ)、(ⅹ)
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詳細情報
アマゾン地域最大級の手つかずの熱帯雨林を有する保護区である。
ジャガーなど多様な野生生物が生息する豊かな生態系を持つ。
人間の活動の影響をほとんど受けていない原生自然が広がる。
数多くの固有種を含む植物相が確認されている。

もっと詳しく

保護区は、コッペナーメ川上流の流域を中心に、ルシー川・オースト川・ザウト川・サラマッカ川・グラン・リオ川などの水源域を含む、総面積約159万ヘクタール(スリナムの国土のおよそ12%に相当するとされる)の広大なエリアをカバーしている。1998年に、国際的な自然保護団体からの寄付なども背景に設立されたとされる。

保護区内で最もよく訪れられる地点の一つとされるのが、コッペナーメ川沿いのラレイフォールズ(ラレイ滝)近くにそびえる花崗岩の巨岩「フォルツベルク」で、高さは約245メートルとされる。麓には動植物の調査研究拠点が置かれているとされ、ガイド同行のトレッキングで登頂することができる。

保護区にはジャガーのほか、オオアルマジロ、オオカワウソ、バクなどの大型哺乳類、8種の霊長類、約400種の鳥類が確認されているとされ、5,000種を超える維管束植物が採集・記録されているとされる。人間の居住や開発の影響をほとんど受けていない、アマゾン地域でも有数の原生的な熱帯雨林生態系として評価されている。

登録基準(ix)は、ほぼ手つかずの熱帯雨林生態系における継続的な生態学的・生物進化的プロセスを、(x)はジャガーなど絶滅の懸念がある大型哺乳類を含む生物多様性の保全上、最も重要な生息地の一つであることを、それぞれ評価したものである。

よくある質問

Q. 中央スリナム自然保護区にはどんな動物が生息していますか?
A. ジャガーをはじめ、オオアルマジロ、オオカワウソ、バクなどの大型哺乳類、8種の霊長類、約400種の鳥類が確認されているとされる。

Q. フォルツベルク(Voltzberg)とは何ですか?
A. 保護区内のコッペナーメ川沿い、ラレイ滝の近くにそびえる花崗岩の巨岩(インゼルベルク)で、高さは約245メートルとされる。ガイド同行のトレッキングで登頂でき、保護区で最もよく訪れられる地点の一つとされる。

Q. 保護区の登録基準は何を評価したものですか?
A. 登録基準(ix)はほぼ手つかずの熱帯雨林における継続的な生態学的プロセス、(x)はジャガーなど大型哺乳類を含む生物多様性の保全上重要な生息地であることを、それぞれ評価したものである。

Q. 中央スリナム自然保護区を訪れることはできますか?
A. 保護区内には道路がなく、訪問はパラマリボからの小型チャーター機によるアクセスと、ガイド同行のツアーが基本となる。個人での自由な訪問は難しいとされ、乾季にあたる8〜11月頃が訪問に適した時期とされる。

旅行情報

保護区内には道路がなく、訪問はパラマリボ近郊の空港からの小型チャーター機によるアクセスと、ガイド同行のツアーが基本となる。園内での移動もカヌーや小型ボート、徒歩が中心で、個人での自由な訪問は難しいとされる。乾季にあたる8〜11月頃が比較的訪問に適した時期とされるが、いずれも旅程・費用の負担が大きいとされるため、訪問時は専門の現地ツアー会社を通じた事前手配が推奨される。
写真
中央スリナム自然保護区
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