フロー・カントリーは、イギリス・スコットランド北部のケイスネスおよびサザーランド地方に広がる広大な泥炭地(ブランケットボグ)で、2024年に自然遺産として世界遺産に登録されました。泥炭地としては世界で初めての世界遺産登録とされ、基準(ix)のみで評価されています。長い年月をかけて堆積してきた泥炭層は膨大な量の炭素を蓄えており、希少な渡り鳥や昆虫が生息する湿地生態系としての価値に加え、気候変動対策の観点からも近年大きな注目を集めています。
Q. フロー・カントリーとはどのような場所ですか。
A. スコットランド北部のケイスネス・サザーランド地方に広がる、ヨーロッパ最大級とされるブランケットボグ(泥炭湿原)です。
Q. なぜ「泥炭地として世界初」の世界遺産なのですか。
A. 2024年の登録まで、泥炭地そのものを主たる価値として世界遺産に登録された例がなかったためとされています。
Q. 気候変動とどのように関係していますか。
A. 泥炭層には推定約4億トンの炭素が蓄えられているとされ、健全な泥炭湿原の保全が炭素の大気放出を防ぐ意味を持つためです。
Q. 訪問することはできますか。
A. フォーシナード・フロウズのビジターセンターなどを拠点に見学が可能とされ、遊歩道や展望塔が整備されています。