スコットランド本土から100マイル以上離れた大西洋上に浮かぶ絶海の諸島。
古い火山の縁が浸食されてできた断崖は375メートルを超え、ヨーロッパ有数の
高さを誇る海食崖を形成する。
繁殖期には約100万羽の海鳥が集まり、
世界最大のシロカツオドリ営巣地、イギリス最大のニシツノメドリ営巣地として知られる。
少なくとも4000年にわたり人が暮らしてきたが、生活が立ち行かなくなり1930年、最後の住民が集団移住してこの地を去った。
自然の価値で1986年に登録された後、2004年に周辺海域を含む拡張、2005年には人間の生活の痕跡を評価する
文化的景観としての拡張が行われ、イギリス唯一の
複合遺産(
自然・文化両面での世界遺産)となった。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)、v(伝統的集落・土地利用の顕著な例)、vii(最上級の自然美・美的重要性)、ix(生態系の進行中の過程)、x(生物多様性保全上重要な生息地)。
【検定ここが出る】3段階(1986・2004・2005年)にわたり登録範囲・評価軸が拡張された経緯、イギリスで唯一の
複合遺産である点が問われやすい。