アラムート城と関連城砦群は、イラン北部アルボルズ山脈の山岳地帯に築かれた7つの城砦からなる遺産群である。11世紀末から13世紀半ばにかけてこの地域一帯を治めたニザール派イスマーイール国家の政治・宗教・知的活動の中枢として機能した歴史を伝える証しとして、2026年に世界遺産に登録された。
Q. アラムート城はどこにあるのか?
A. イラン北部、カズヴィーン州のアルボルズ山脈南斜面に位置する山岳要塞で、ふもとの集落ガズォル・ハーンから登っていく立地にある。
Q. なぜ世界遺産に登録されたのか?
A. 11世紀末から13世紀半ばにかけてこの地を治めたニザール派イスマーイール国家の政治・宗教・知的生活を伝える希少な証拠として、登録基準(iii)のもとで評価された。
Q. 「暗殺教団(アサシン)」の伝説は史実なのか?
A. マルコ・ポーロらの記録に由来する伝承だが、薬物や「楽園」の逸話を裏付ける同時代史料は乏しく、後世に脚色された伝説の側面が大きいとされる。
Q. 城砦群はいくつの城から構成されているのか?
A. アラムート城を中心に、ラムサル城やシールクーフ城など計7つの城砦がアラムート東西の谷筋に沿って連なっている。