イラン北東部ゴレスターン州、かつての都市ジョルジャーンの跡に残る巨大な塔状建築。
1006年、ズィヤール朝の君主カーブースの墓廟として建設された高さ約53メートルの
円筒形の塔で、現存する煉瓦造建築として世界最大級の高さを誇る。
塔の平面は10の尖った角を持つ
星形を呈し、無釉の焼成煉瓦を精緻に積み上げた高度な建築技術を示す。
モンゴルの侵攻で廃墟となったジョルジャーンにあって、
ほぼ唯一現存する遺構とされる。
このような塔状の墓廟建築は、後にイラン・アナトリア・中央アジア各地のイスラム建築に影響を与えたと考えられている。
2012年、イスラム建築における技術革新を伝える遺産として
世界遺産に登録された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、ii(文化交流の証拠)、iii(文明・伝統の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】1006年にズィヤール朝の君主カーブースの墓廟として建てられた点、高さ約53メートルで現存する煉瓦造建築として世界最大級とされる点が問われやすい。