エヴォラ歴史地区
Historic Centre of Évora

概要

エヴォラ歴史地区は、ポルトガル中南部アレンテージョ地方の中心都市エヴォラの旧市街です。古代ローマ時代の神殿を核に、中世からルネサンス期にかけての建築が積み重なった歴史的景観が評価され、1986年に世界文化遺産に登録されました。

基本情報
ポルトガル
1986年:新規登録
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: ポルトガル
  • 登録状況: 1986年:新規登録
  • 区分: 文化遺産
  • 登録基準: (ⅱ)、(ⅳ)
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詳細情報
ポルトガルの古都で、旧市街にはローマ神殿が残る。
大聖堂や修道院にゴシック様式やマヌエル様式の影響が見られる。
白壁の家並みとムデハル様式が融合した都市景観が評価されている。

もっと詳しく

旧市街中心部に残るコリント式の神殿は、初代ローマ皇帝アウグストゥスを祀るために1世紀頃に建てられたとされています。後世「ディアナ神殿」と俗称されるようになりましたが、これは近代以降に広まった伝承とされ、実際はアウグストゥス崇拝のための神殿だったとする見方が有力です。1836年には保存修復が行われ、現在の姿になったとされています。

エヴォラ大聖堂は12世紀後半に着工され、13世紀にかけて完成したとされる、ポルトガル中世最大級の大聖堂の一つです。ロマネスク様式から初期ゴシック様式への移行を示す建築として知られ、後代にはマヌエル様式など後期の様式的影響も加わったとされています。

街並み全体としては、白壁の家々にムデハル様式の影響がみられる景観が旧市街に広がり、ルネサンス期には大学都市としても栄えたとされます。16世紀末には日本からの天正遣欧使節がこの町を訪れたという記録も伝えられています。

登録基準としては、(ii)ある期間・文化圏における建築様式の発展に関する重要な価値観の交流を示す顕著な例、(iv)人類史上重要な段階を物語る建築物群・都市計画の顕著な例、の2つが認められています。

よくある質問

Q. エヴォラのローマ神殿は何のために建てられたのですか?
A. 初代ローマ皇帝アウグストゥスを祀るために1世紀頃建てられたとされています。

Q. 『ディアナ神殿』という呼び名は正しいのですか?
A. 女神ディアナを祀ったとする説は後世に広まった俗説とされ、実際はアウグストゥス崇拝のための神殿だったとする見方が有力です。

Q. エヴォラ大聖堂はいつ建てられましたか?
A. 12世紀後半に着工され、13世紀にかけて完成したとされるポルトガル中世最大級の大聖堂の一つです。

Q. エヴォラ歴史地区の見どころは何ですか?
A. ローマ神殿、大聖堂に加え、白壁の家並みや修道院群など、複数時代の建築が共存する街並み全体が見どころとされています。

旅行情報

旧市街はコンパクトにまとまっており、ローマ神殿・大聖堂・貴族の邸宅などの主要な見どころは徒歩圏内に集まっています。リスボンからは長距離バスや車でおおむね1時間半〜2時間程度でアクセスできるとされ、日帰りでも周遊しやすい観光地とされています。
写真
エヴォラ歴史地区
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