トルコ中央部アナトリア高原、浸食による奇岩地形が広がるカッパドキア地方の自然・文化
複合遺産。
4世紀以降、キリスト教徒が岩盤をくり抜いて築いた洞窟住居・岩窟教会・地下空間が数多く残る。
特にギョレメ地区周辺には200を超える岩窟教会が確認され、内部には後期
ビザンティン美術の壁画が良好な状態で残る。
デリンクユやカイマクルなど大規模な
地下都市も含まれ、迫害を逃れた人々の避難生活の痕跡を伝える。
奇岩地形そのものは、火山灰が固まった凝灰岩が長い年月をかけて風雨で浸食されて形成された特異な自然景観である。
1985年、自然の奇観と初期キリスト教文化が融合した遺産として
世界遺産に登録された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、iii(文明・伝統の証拠)、v(伝統的集落・土地利用の顕著な例)、vii(最上級の自然美・美的重要性)。
【検定ここが出る】200を超える岩窟教会に精緻な壁画が残る点、デリンクユなどの地下空間が構成資産に含まれる点が問われやすい。