タンザニア沿岸、キルワ島とソンゴ・ムナラ島に残る
スワヒリ交易都市の遺跡群。
9〜19世紀にわたるスワヒリ文化の成長を伝える建築・考古学的証拠とされ、11〜14世紀には
独自の貨幣を鋳造するほどの経済力を持った。
14世紀の最盛期には東アフリカ沿岸で最も重要な交易拠点となり、内陸の金・象牙とアラビア・インド・中国からの銀・陶磁器などを交換するインド洋交易網の要であった。
サンゴ石灰岩を用いたモスクや宮殿(
フスニ・クブワ宮殿跡)が残り、当時のスワヒリ建築の高い水準を示す。
1981年に
世界遺産登録されたが、保存管理上の課題から2004年に
危機遺産リストに記載され、2014年に管理体制の改善が認められ解除された。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)。
【検定ここが出る】所在国タンザニアの、スワヒリ文化を代表する交易都市である点(ケニアのラム、同じくタンザニアのザンジバルとの混同に注意)、独自貨幣を鋳造した経済力、2004〜2014年の
危機遺産指定・解除の経緯が問われやすい。