メキシコ・バハカリフォルニアスル州、エル・ビスカイノ保護区内に広がる岩絵遺跡。
紀元前100年頃から西暦1300年頃にかけてこの地に暮らしていた、
現在は姿を消した民族が残した岩絵群で、世界でも屈指の保存状態を誇る。
乾燥した気候と人を寄せ付けない地形条件により、
183,956ヘクタールに広がる250か所を超える岩絵地点が良好な状態で残されている。
描かれているのは人物像や多様な動物種で、人と
自然環境との関わりを表現した図像群として評価される。
構図や大きさ、輪郭線の精緻さ、色彩の多様性から、独自の芸術的伝統を伝える証言とされる。
1993年、先史時代の岩絵芸術を伝える傑作として
世界遺産に登録された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)とiii(文明・伝統の証拠)。
【検定ここが出る】183,956ヘクタールに250か所を超える岩絵地点が分布する規模、岩絵を残した民族が現在は姿を消している点が問われやすい。