カナダ北西準州を流れるサウス・ナハニ川流域に広がるナハニ国立公園は、1978年に世界で最初に世界遺産として登録された物件群の一つに数えられる自然遺産である。上流の穏やかな流れが、落差の大きいバージニア滝を境に一変し、深いキャニオンを蛇行しながら削り出す劇的な景観の変化が最大の見どころとされる。
Q. ナハニ国立公園はなぜ『最初期の世界遺産』と言われるのですか?
A. 1978年、世界遺産条約に基づいて最初にリストに加えられた物件群の一つに数えられているためです。世界遺産制度が始まって間もない時期から、その自然的価値が国際的に認められていました。
Q. バージニア滝はどのくらいの規模の滝ですか?
A. 落差はナイアガラの滝のおよそ2倍とされ、サウス・ナハニ川が峡谷へと流れ込む地点にある公園を代表する景観です。
Q. 登録基準(vii)(viii)は具体的に何を評価したものですか?
A. (vii)は類まれな自然美や自然現象、(viii)は地球の歴史を物語る地形・地質学的プロセスの記録としての価値を評価する基準で、いずれも劇的な峡谷地形と多様な地質作用が高く評価されました。
Q. ナハニ国立公園への行き方は?
A. 道路が通じていないため、フォート・シンプソンなどの拠点からチャーター水上飛行機で入るのが一般的です。バージニア滝とグレイシャー・レイクが日帰り利用できる主な発着地とされています。