フィリピン・ルソン島の山岳地帯に広がる棚田景観で、イフガオ族が築いた
石垣・土塁の棚田群である。
森林からの水を巧みに引く灌漑システムと一体になった伝統的な土地利用が高く評価されている。
「2000年の歴史を持つ」と紹介されることが多いが、この年代は20世紀初頭の人類学者による推計に基づくものである。
儀礼や詠唱を通じて生態系との調和を重んじる伝統的な管理体制が、景観の維持を支えてきた。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)、v(伝統的集落・土地利用の顕著な例)。
【検定ここが出る】イフガオ族の灌漑技術と伝統的管理体制による棚田景観の維持が問われやすい。