南大西洋の海底山脈上に浮かぶブラジル領フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁は、火山活動によって形成された地形と、豊かなプランクトンを起点とする食物連鎖に支えられた海洋生態系で知られる自然遺産です。世界有数の密度とされるハシナガイルカの群れをはじめ、多様な海鳥・海洋哺乳類の重要な繁殖地として、2001年に世界遺産に登録されました。
Q. なぜフェルナンド・デ・ノローニャはイルカの生息地として有名なのですか?
A. 『バイア・ドス・ゴルフィーニョス(イルカの湾)』と呼ばれる入り江に、世界でも有数の密度とされるハシナガイルカの群れが日常的に集まることで知られ、多い時には約2,000頭近い個体が観測されるとされる。
Q. フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁はどのように形成されたのですか?
A. 大西洋中央部からブラジル沿岸へと連なる海底火山山脈の頂上部が海面上に現れて形成された島々とされ、火山活動は1000万年以上前から続き、およそ150万年前ごろに終息したとみられている。
Q. 世界遺産としての登録基準にはどのような意味がありますか?
A. 登録基準(vii)は卓越した自然美・自然現象、(ix)はプランクトンを起点とする食物連鎖などの継続的な生態学的プロセス、(x)は海洋生物多様性の保全上重要な生息地であることを、それぞれ評価したものである。
Q. フェルナンド・デ・ノローニャを訪れる際に知っておくべきことは何ですか?
A. 観光目的での入島には、滞在日数に応じた環境保全税と、国立海洋公園の入園チケットの購入が必要とされる。環境保護のため同時滞在できる観光客数にも上限が設けられているとされ、訪問前に公式情報を確認することが推奨される。