オマーン南部ドファール地方に点在する、乳香交易の歴史を伝える4つの構成資産からなる遺産。
内陸の
シスル(ウバール)遺跡、港湾都市サムハラム(ホール・ロリ)、アル・バレード遺跡、乳香樹の産地ワディ・ダウカで構成される。
ワディ・ダウカには
乳香を産する木(ボスウェリア・サクラ)が今も自生し、古代から続く乳香の採取が現在も行われている。
サムハラム(ホール・ロリ)の港は1世紀末頃に再建され、ドファール地方の乳香交易を統括する交易拠点の中心として機能した。
新石器時代以来の南アラビア文明の証を伝えるとして、2000年の登録当初は「フランキンセンスの道」の名称であったが、
2005年に「フランキンセンスの国土」へ名称が変更された。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)とiv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】ワディ・ダウカで今も乳香樹(ボスウェリア・サクラ)から乳香が採取されている点、2005年に登録名称が「フランキンセンスの道」から変更された点が問われやすい。