ルーマニア北部マラムレシュ地方に残る木造教会群。
地域には最盛期に300棟以上の木造教会があったとされるが、現存するのは
約100棟で、そのうち
代表的な8棟が
世界遺産に登録されている。
オーストリア・ハンガリー帝国支配下で正教徒による石造教会の建設が禁じられたことを背景に、木造教会建築が発展したとされる。
正教の伝統様式にゴシック建築の要素を取り入れた、
西端に高くそびえる細身の尖塔を特徴とし、こけら葺きの屋根で覆われる。
内部・外部を飾る壁画は、地域独自の職人技術と信仰を伝える貴重な史料である。
1999年、正教とゴシックの融合を示す木造建築群として
世界遺産に登録された。
登録基準はiv(建築・技術・景観の顕著な例)の単独基準。
【検定ここが出る】石造教会建設の禁止を背景に木造教会が発展した点、そのうち8棟が
世界遺産登録されている点が問われやすい。