ミール地方の城と関連建物群
Mir Castle Complex

概要

ミール城は、ベラルーシ西部の町ミールにある城塞建築で、500年以上にわたる歴史の中でゴシック、ルネサンス、バロックという複数の建築様式が融合した姿を今に伝える。2000年に世界遺産として登録され、登録基準(ii)(iv)により、東欧における城郭建築の様式変遷を示す顕著な例として評価されている。

基本情報
ベラルーシ
2000年:新規登録
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: ベラルーシ
  • 登録状況: 2000年:新規登録
  • 区分: 文化遺産
  • 登録基準: (ⅱ)、(ⅳ)
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詳細情報
さまざまな建築様式が融合した500年以上の歴史をもつ城郭。
15世紀末のイリイニチ家が建立当時にはゴシック様式であった。
その後、ルネサンス様式、バロック様式と相次いで改築された。
ナポレオン戦争時に大きな損傷を被ったが19世紀末に修復された。
現在は博物館となっている。

もっと詳しく

城の建設は、イリイニチ家によって15世紀末から16世紀初頭にかけて開始されたと伝えられ、当初はゴシック様式の防御的な城塞として築かれた。1560年代には所有権が有力貴族ラジヴィウ家に移り、なかでもミコワイ・クシシュトフ・ラジヴィウの時代に城の増改築が進められ、ルネサンス、後にバロック様式の要素が加えられていったとされる。

1812年、ナポレオン軍に従軍したポーランド軽騎兵とロシア軍騎兵との間で戦闘(ミールの戦い)が城の周辺で起こり、城は大きな被害を受けたとされる。その後長らく荒廃した状態が続いたが、1891年に城を取得したスヴャトポルク=ミルスキー家のもとで整備が進められた。20世紀末以降は博物館として本格的な修復事業が行われ、2010年に大規模な修復を終えて一般公開が再開されたとされる。

現在の城内は国立美術館の分館として博物館機能を持ち、礼拝堂や地下牢跡、複数の展示室などが公開されている。城郭建築が防御施設から居城、そして博物館へと役割を変えてきた歴史そのものが、この世界遺産の価値を構成する要素の一つとなっている。

よくある質問

Q. ミール城はいつ、誰が建てたのですか?
A. 15世紀末から16世紀初頭にかけて、イリイニチ家によって建設が始められたと伝えられる。

Q. どのような建築様式が見られますか?
A. 当初のゴシック様式に加え、後の増改築でルネサンス様式やバロック様式の要素が融合している。

Q. ナポレオン戦争との関わりは?
A. 1812年、城の周辺で交戦(ミールの戦い)があり、城は大きな被害を受けたとされる。

Q. 現在は見学できますか?
A. 博物館として一般公開されており、展示室や地下牢跡などを見学できる。

旅行情報

ミール城は首都ミンスクから南西へ約90km、主要道路M1号線から少し入った位置にあり、ミンスクからは路線バス(ノヴォグルドク行きなど)で約2時間程度とされる。博物館は月曜定休とする情報もあり、開館時間は10:00〜19:00(チケット販売は18:20頃まで)とされるが、入館料は大人1名あたり十数ユーロ程度とされる。
写真
ミール地方の城と関連建物群
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