ラウマ旧市街
Old Rauma

概要

ラウマ旧市街は、フィンランド南西部のボスニア湾に面する港町ラウマの中心部に広がる、北欧で最も広く保存された木造家屋群です。中世に起源を持つ街並みが幾度の火災を乗り越えて今日まで受け継がれており、1991年にユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されました。

基本情報
フィンランド
1991年:新規登録,2009年:範囲拡大
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: フィンランド
  • 登録状況: 1991年:新規登録,2009年:範囲拡大
  • 区分: 文化遺産
  • 登録基準: (ⅳ)、(ⅴ)
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詳細情報
中世の木造平屋建築が残る交易都市。
16世紀のペスト流行や大火災による街の全焼など苦難があったため18世紀以降の家屋が残されている。
唯一の石造りの建物がフランチェスコ会修道院内に建てられた聖十字架教会である。

もっと詳しく

ラウマは1442年に町の特許状(都市特権)を得たとされ、フランシスコ会修道院を中心に交易港として発展しました。修道院の跡地には15世紀半ばに建てられた聖十字教会が残り、これが旧市街で唯一現存する石造建築とされています。

町は1682年に大部分を焼失する大火に見舞われたと複数の資料で伝えられており、その後木造家屋として再建が進められました。現存する家屋の多くが18世紀以降のものとされるのは、この大火後の再建の歴史によるものです。

現在、旧市街は約29haのエリアに600棟以上の建物が密集し、およそ800人の住民が商業や生活を営みながら暮らす「生きた世界遺産」とされています。

登録基準としては、(iv)人類史上重要な段階を物語る建築様式・建築物群の顕著な例(木造都市計画がまとまった形で残る稀有な事例)と、(v)ある文化を代表する伝統的居住形態や人類と環境の相互作用を示す顕著な例(火災を経ながら再建されてきた生きた木造都市)の2点が認められています。なお1991年の登録後、2009年に登録範囲の拡大が行われています。

よくある質問

Q. ラウマ旧市街はいつ世界遺産に登録された?
A. 1991年に登録され、2009年に登録範囲の拡大が行われました。

Q. なぜ石造りの建物がほとんどないのですか?
A. 木造家屋を中心に発展した町だったためで、現存する唯一の石造建築はフランシスコ修道院跡に残る聖十字教会とされています。

Q. 現存する建物はいつ頃のものが多いですか?
A. 1682年の大火後に再建されたとされ、現存する家屋の多くは18世紀以降に建てられたものです。

Q. ラウマ旧市街には現在も人が住んでいますか?
A. はい、約800人の住民が暮らしながら商業や生活が営まれる『生きた世界遺産』とされています。

旅行情報

ヘルシンキから鉄道を利用する場合はトゥルクで乗り換えて約3時間半、直通バスでは約3時間半〜4時間でアクセスできるとされます。旧市街内は徒歩での散策が基本で、駐車場は周辺部の数か所に限られるため車の乗り入れは避けるのが望ましいとされています。マルエラ博物館やキルスティ博物館、旧市庁舎、ラウマ美術館など、街並みの歴史を伝える文化施設も点在しています。
写真
ラウマ旧市街
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