ロータス城塞
Rohtas Fort

概要

ロータス城塞は、パキスタン北部ジェルム近郊の丘陵に築かれた大規模な要塞です。16世紀、アフガン系のシェール・シャー・スーリーがムガル帝国のフマーユーンに対抗するために築かせたとされ、1997年に世界遺産として登録されました。

基本情報
パキスタン
1997年:新規登録
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: パキスタン
  • 登録状況: 1997年:新規登録
  • 区分: 文化遺産
  • 登録基準: (ⅱ)、(ⅳ)
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詳細情報
パキスタン北部の巨大山城(Rohtas Fort)。
16世紀スール朝の軍事建築で堅牢な門と城壁を備える。
インド・イスラム防衛技術の完成形を示す。

もっと詳しく

ロータス城塞は、シェール・シャー・スーリーが1539年のチャウサーの戦いでムガル帝国のフマーユーン帝を破った後、その支配を固めるための拠点として建設が命じられたとされ、1541年から1548年頃にかけて築かれたと伝えられています。城の名称は、シェール・シャーがそれ以前に攻略したビハール地方のロータスガル要塞に由来し、ジェルム近郊のこの地の地形がロータスガルに似ていたことから名付けられたとされています。

城塞は約4kmにわたる丘陵地帯に広がり、高さ約10~18メートル(33~59フィート)に達するとされる城壁と、68とも伝えられる稜堡(バスチョン)によって囲まれています。城壁には12の城門が設けられており、シェール・シャーの将軍の名を冠したカワース・ハーニー門や、カシミール方面への渡河点として重要な役割を果たしたとされるガタルー門など、それぞれに歴史的な由来が伝えられています。

この城塞は、インド亜大陸におけるイスラム系軍事建築の到達点を示す例として評価されており、世界遺産の登録基準(ii)(異なる文化圏の建築技術の交流を示す価値)および(iv)(軍事建築の顕著な例であること)に基づいて登録されています。城内には、階段井戸(バオリ)やモスク、後にムガル帝国の武将マーン・シング1世が増築したと伝えられる邸宅跡なども残されています。

よくある質問

Q. ロータス城塞は誰が建てたのですか?
A. 16世紀、アフガン系のシェール・シャー・スーリーが、ムガル帝国のフマーユーン帝に対抗する拠点として築かせたと伝えられています。

Q. 名前の由来は何ですか?
A. シェール・シャーが以前に攻略していたビハール地方のロータスガル要塞にちなみ、地形が似ていたことから名付けられたとされています。

Q. 城塞にはどのような特徴がありますか?
A. 約4kmに及ぶ丘陵地に、高さ約10~18メートルとされる城壁と68の稜堡、12の城門が築かれており、当時のイスラム系軍事建築の到達点を示す例とされています。

Q. なぜ世界遺産に登録されているのですか?
A. 異なる文化圏の建築技術の交流を示す価値(基準ii)と、軍事建築の顕著な例であること(基準iv)が評価され、1997年に登録されました。

旅行情報

ロータス城塞は一般に公開されており、複数の観光情報によると首都イスラマバードから車で2~2.5時間程度の距離にあるとされ、イスラマバードからの日帰りツアーも催行されています。訪問のベストシーズンは比較的涼しい10月~3月頃とされ、広大な敷地を徒歩で見学するのが一般的です。入場には外国人向けの有料チケットが必要とされますが、具体的な料金は情報源により差があるため、訪問前の確認が推奨されます。
写真
ロータス城塞
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