ベルギー南部ワロン地域を東西に横断する、4つの主要な炭鉱遺跡群。
グラン=オルニュ、ボワ・デュ・カズィエ、ボワ・デュ・リュック、ブレニーの4遺跡が、南北170キロメートル・幅3〜15キロメートルの帯状の範囲に点在する。
最も保存状態が良いとされるグラン=オルニュの炭鉱と労働者住宅街は、建築家ブルーノ・ルナールが
19世紀前半に設計した、新古典様式による理想都市的な産業施設である。
ボワ・デュ・リュックは
17世紀末に遡る、ヨーロッパでも最古級の炭鉱の一つとされる。
かつてワロン地域には数百の炭鉱が存在したが、往時の姿を良好にとどめるのはこの4遺跡に限られるとされる。
2012年、ヨーロッパ産業革命初期の労働者都市計画を伝える遺産として
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】グラン=オルニュが建築家ブルーノ・ルナールの設計による理想都市的施設である点、ボワ・デュ・リュックがヨーロッパ最古級の炭鉱の一つとされる点が問われやすい。