古都平遥は、中国山西省の内陸部に位置する城郭都市で、明・清時代の伝統的な中国の都市の姿を今日まで良好に伝えている。1997年に世界遺産に登録されたこの都市は、19世紀に中国全土の金融取引を担った拠点として栄えた歴史を持ち、城壁に囲まれた町並みそのものが、当時の繁栄と都市計画の到達点を物語っている。
Q. 平遥はなぜ世界遺産に登録されたのですか?
A. 明・清時代の伝統的な中国の都市構造を良好に伝える城郭都市であり、加えて19世紀に中国全土の金融取引の中心地として栄えた歴史的役割が評価され、登録基準(ii)(iii)(iv)のもとで1997年に世界遺産に登録された。
Q. 日昇昌とはどのような施設ですか?
A. 1823年に設立されたとされる金融機関で、中国最初期の為替業務を手がけた存在の一つとされる。最盛期には国内外に多数の支店を展開したが、清朝の衰退とともに1914年に閉店したと伝えられている。現在は記念館として公開されている。
Q. 平遥古城の城壁にはどのような特徴がありますか?
A. 全周約6.4キロメートル、高さ約10メートルに及ぶ明代の城壁で、72の望楼と3000の胸壁を備える。中国に現存する城郭建築の中でも保存状態が良いことで知られる。
Q. 双林寺・鎮国寺とはどのような関係にありますか?
A. いずれも平遥古城と合わせて世界遺産の構成資産となっている郊外の寺院で、双林寺は彩色塑像、鎮国寺は五代十国時代に遡るとされる木造建築で知られている。