ウジュン・クロン国立公園
Ujung Kulon National Park

概要

ウジュン・クロン国立公園は、インドネシア・ジャワ島最西端に広がる半島とその周辺の島々からなる自然保護区です。絶滅危惧種ジャワサイの最後の生息地として、また1883年のクラカタウ火山噴火の跡地としての価値が評価され、1991年に世界自然遺産に登録されました。

基本情報
インドネシア
1991年:新規登録
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: インドネシア
  • 登録状況: 1991年:新規登録
  • 区分: 自然遺産
  • 登録基準: (ⅶ)、(ⅹ)
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詳細情報
ジャワ島西部に位置し、希少なジャワサイの最後の生息地の一つ。
マングローブ林や低地熱帯雨林が多様な生態系を育む。
火山クラカタウを含み、火山活動と自然環境の関連を示す。

もっと詳しく

ジャワサイはかつて東南アジア一帯に広く分布していたとされますが、乱獲や生息地の減少により激減し、現在ウジュン・クロンが世界で唯一の野生の生息地とされています。生息数は調査により幅がありますが、2023年頃までの推定ではおおむね70~80頭程度とされていました。しかし2023年から2025年にかけて組織的な密猟事件が発覚し複数頭が犠牲になったことが明らかになったため、2025年時点の推定はおよそ50頭前後まで下方修正されているとされ、正確な生息数は依然として流動的な状況にあります。いずれにしても世界で最も個体数の少ないサイの一種であることに変わりはありません。

歴史的には、18世紀のジャワでサイが農地を荒らす害獣とみなされ、当時の政府が駆除に懸賞金を出していたとする記録も伝えられており、こうした乱獲の歴史がジャワサイ激減の一因になったと考えられています。

クラカタウ火山の1883年の大噴火は数万人規模ともいわれる犠牲者を出す大災害となり、周辺の生態系にも壊滅的な被害を与えましたが、その後およそ1世紀をかけて熱帯雨林が自然に再生してきた過程が高く評価されています。1927年頃には海底噴火により新たな火山島アナク・クラカタウが形成されたとされます。

登録基準としては、(vii)類まれな自然美・自然現象を示す顕著な見本、(x)絶滅危惧種ジャワサイを含む生物多様性保全上最も重要な生息地であることを示す基準の2つが認められています。

よくある質問

Q. ジャワサイはウジュン・クロン以外にもいますか?
A. 現在、野生のジャワサイが確認されているのはウジュン・クロンのみとされ、世界で最も個体数の少ないサイの一種とされています。

Q. クラカタウ火山とウジュン・クロンの関係は?
A. 1883年のクラカタウ大噴火はウジュン・クロン周辺の生態系にも大きな被害を与えましたが、その後自然に回復してきた過程が高く評価されています。

Q. いつ世界遺産に登録されましたか?
A. 1991年に登録基準(vii)(x)により世界自然遺産に登録されました。

Q. 現在ウジュン・クロンを観光で訪れることはできますか?
A. ジャワサイの生息域保護を理由にトレッキングルートの立入が制限される場合があるとされ、最新の入園可否は公式窓口での確認が必要です。

写真
ウジュン・クロン国立公園
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