テッサロニキ近郊に位置するエゲ(現在名ヴェルギナ)は、紀元前650年頃に興ったとされる古代マケドニア王国最初の都である。宮廷は後に北方のペラへ移ったが、エゲは王家の聖地として祭礼と埋葬の中心であり続けた。1977年、考古学者マノリス・アンドロニコスがメガリ・トゥンバ(大墳丘)を発掘して未盗掘の王墓を発見し、黄金の副葬品からアレクサンドロス大王の父フィリッポス2世の墓との説が唱えられた。1996年、登録基準(i)(iii)のもと世界遺産に登録されている。
Q. エゲ(現在名ヴェルギナ)とはどのような遺跡ですか?
A. ギリシア北部、テッサロニキ近郊に位置する古代マケドニア王国最初の都の遺跡。紀元前650年頃に興ったとされ、宮廷が北方のペラへ移った後も王家の埋葬地・祭礼の中心地であり続けた。1996年、登録基準(i)(iii)のもと世界遺産に登録された。
Q. フィリッポス2世の墓は本当に発見されたのですか?
A. 1977年、考古学者アンドロニコスが未盗掘の王墓(第2墳墓)を発見し、黄金の副葬品からフィリッポス2世の墓であると発表した。ただし被葬者については、その子フィリッポス3世アリダイオスとする説も唱えられており、現在も学術的な議論が続いている。
Q. 宮殿にはどのような特徴がありますか?
A. 紀元前340年頃に建設されたとされる宮殿は、ドーリア式の柱廊に囲まれた広大な中庭を持ち、モザイクや彩色漆喰で装飾された豪奢な建物であった。すぐそばの劇場跡は、紀元前336年にフィリッポス2世が暗殺された場所として知られる。
Q. 世界遺産にはいつ、どのような基準で登録されましたか?
A. 1996年、登録基準(i)(iii)のもと登録された。(i)は建築・装飾表現の創造性を、(iii)は都市国家からヘレニズム・ローマ帝国期の帝国構造へ移行する欧州文明史上の転換点を伝える稀有な証拠であることを評価している。