イタリア南部カゼルタにある18世紀の王宮と庭園は、建築家ルイジ・ヴァンヴィテッリの設計により、ナポリ・シチリア両王国の新首都構想の中心として建設された。王宮から一直線に伸びる庭園の軸線、噴水と滝が連なる水景、遠方から水を引く水道橋、そして絹産業のための計画都市サン・レウチョまでを含む、宮廷建築と都市計画が一体となった複合遺産である。
Q. カゼルタの王宮は誰が設計しましたか?
A. 建築家ルイジ・ヴァンヴィテッリが設計し、1752年に着工した。彼の没後は息子カルロ・ヴァンヴィテッリが工事を引き継いだ。
Q. 水道橋は何のために造られましたか?
A. 王宮の庭園にある噴水や滝、およびサン・レウチョ地区に水を供給するため、約38キロメートルにわたる水道橋(カロリーノ水道橋)が建設された。
Q. サン・レウチョとはどのような場所ですか?
A. フェルディナンド4世が築いた絹産業のための計画集落で、住民の教育など先進的な社会理念を取り入れたことでも知られる。
Q. なぜヴェルサイユと比較されるのですか?
A. 宮殿・庭園・水景を一体で計画した壮大な設計手法がヴェルサイユ宮殿を範としたとされ、新首都の中心にふさわしい規模を意図して建設されたためである。